ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)の石垣島キャンプ計画が、早ければ30日に本人に伝えられることになった。川越1軍投手コーチが明らかにした。

今は自主トレ段階で、1軍でキャンプインする2月1日以降の練習詳細は知らされていない。川越コーチは「吉井さんが来てから目標設定などを伝えます」と明かした。吉井1軍投手コーチらが石垣島入りする30日以降、2人の投手コーチと佐々木朗による“3者面談”で、ブルペン入りの目安なども含めたキャンプ中の調整計画が説明される。

川越コーチは、佐々木朗との対話を先んじて進めている。その中で「いつくらいに投げられますか?」という趣旨の、遠慮がちの質問もあったという。順調な仕上がりの証しでもあり、指導者目線でも「いつ(ブルペンで)投げるか、うずうずしていると思う」と感じるという。

キャンプ初日は投手陣の約半数がブルペン入りする予定だ。「私たちで(コンディションを)管理しなければならない若手もいる」(川越コーチ)という状況で、18歳の「2・1ブルペン入り」は考えづらい。佐々木朗本人も「1つ1つ段階を踏んでいければいいかなと思っています」と置かれる状況を理解し、調整を進めている。ここまで順調に来ているだけに、焦りが最も怖い。3者面談で方針を共有し、成功へのカレンダーを作る。【金子真仁】