阪神ドラフト2位の井上広大外野手(18=履正社)が規格外のパワーを見せつけた。

鳴尾浜で行われた新人合同自主トレのロングティー打撃で持ち前の長打力を披露。本塁付近から右翼ポール96メートルのフェンスを次々に越した。5連発の柵越えを披露したかと思えば、フェンス直撃の打球を挟んで再び3連発を放った。

幕尻Vを決めた阪神ファンの徳勝龍が前日、「あの打球はやばい」とホレ込んでいることを明かしたパワーは本物。合同自主トレ開始後、初めての屋外打撃練習で非凡さを見せつけた。本人の取材対応はなかったが、権田トレーナーは「すごいロングティーですね。規格外でしょう」と声をうわずらせた。球をバットに乗せて運ぶ技術、飛球の角度はスラッガーそのもの。担当の渡辺スカウトも「飛ばす力はありますね。まだまだこれから」と話した。

内容を伝え聞いた平田2軍監督も「ロングティーでも飛ばす力、角度がないとね。ポイントをしっかり持っているということじゃないかな」とうれしそう。キャンプは2軍発進だが、安芸は井上の怪力にも注目だ。