阪神の新外国人、ジャスティン・ボーア内野手(31=エンゼルス)とジェリー・サンズ外野手(32=韓国・キウム)が29日、兵庫・西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。

2選手そろっての会見で、メジャー通算92本塁打の4番候補ボーアは「(阪神は)いいチームで歴史ある球団。ファンも多大な声援をおくってくれる。サンズと一緒に頑張りたい。パワー、長打力が強みと思っている。本塁打はもちろん、野手の間を抜く長打力」。韓国球界で昨年113打点をマークして打点王に輝いたサンズも「興奮していますし、このような機会与えていただき感謝している。KBOの経験を生かし、勝利に多く貢献できるようにしていきたい。パワーという部分が強み。野手の間を強く抜く打球を打てるのが強み」などと抱負を語った。

ボーアは日本語も勉強しており「おおきに」と語る場面もあった。

阪神は19年リーグ5位の94本塁打、同ワーストの538得点に終わった打線の強化がテーマとなっており、2人に大きな期待がかかっている。

◆ジャスティン・ボーア 1988年5月28日、米ワシントンDC生まれ。ジョージ・メイソン大から09年ドラフト25巡目でカブスと契約。14年にマーリンズでメジャーデビューを果たした。15年から18年まで4季連続2ケタ本塁打で、MLB通算92発。メジャーでは一塁手。193センチ、122キロ。右投げ左打ち。

◆ジェリー・サンズ 1987年9月28日生まれ、米ニューヨーク州出身。カトーバ大から08年ドラフト25巡目でドジャースと契約。11年メジャー初出場。昨年所属した韓国・キウムでは、28本塁打中10本が右方向と広角に長打を打てる。193センチ、102キロ。右投げ右打ち。