西武の新外国人コーリー・スパンジェンバーグ外野手(28=ブルワーズ)とショーン・ノリン投手(30=マリナーズ3A)が入団会見に臨んだ。大リーグのレッズに移籍する秋山に変わる1番打者として期待がかかるスパンジェンバーグは「いろんなポジションを守れる。打撃はミート重視、足がストロングポイントだと思っている」とアグレッシブなプレーを約束。ジュリー夫人(28)が4月9日が第1子出産予定日だと明かし「病院のことを調べた。日本で出産する」とうれしそうに話した。

先発ローテ候補のノリンはメジャーでは3年間で8試合の登板と実績はないが、日本の野球での適応力に期待がかかる。渡辺GMは「数年前にトミー・ジョン(手術)をしている。すごく頭のいい投手。タイミング、テンポを変えたり、クイック、スライドステップ、けん制もうまい。クレバーな投手だと思います」と説明。料理が趣味で「妻のためにバーベキューをする。毎日、ビーフ、チキン、シュリンプ、何でも焼くよ」と豪快な男料理で食卓をにぎわす。新天地については「歴史のあるチーム。素晴らしい街。今年はオリンピックも開催される。エキサイティングな1年になる」と胸を躍らせた。

2選手とも1年契約で背番号はスパンジェンバーグが22、ノリン49に決まった。

◆コーリー・スパンジェンバーグ 1991年3月16日、米ペンシルベニア州生まれ。11年ドラフト1巡目、全体10位でパドレスに入団。12年春にはMLB公式の全球団有望株ランキングで81位になった。14年9月にパドレスでメジャー初昇格。17年には129試合に出場し13本塁打、46打点をマークした。メジャー6年で通算419試合、29本塁打、119打点、打率2割5分6厘。マイナーを含め、投手、捕手以外は全ポジション、打順も1~9番までの経験がある。183センチ、89キロ。右投げ左打ち。既婚。

◆ショーン・ノリン 1989年12月26日、米ニューヨーク州生まれ。メジャーのドラフトで3度指名を受けた。08年にブルワーズ、09年にマリナーズ、10年にブルージェイズから6巡目で指名され入団。メジャーでは3年間で8試合(7先発)に登板し1勝3敗、防御率6・89。16年8月にトミー・ジョン手術。今季は6月にマリナーズとマイナー契約。傘下3Aで15試合に登板し、6勝4敗、防御率4・76だった。193センチ、113キロ。左投げ左打ち。既婚。