中日山本拓実投手(20)が8日、1軍対外試合初戦の阪神との練習試合(北谷)に先発した。最速147キロをマークし、3回37球を投げ、2安打無失点と結果を残した。

山本は「打者にしっかり投げて、間隔を取り戻すことがテーマ。結果を出してアピールしないと、開幕1軍は見えてこない」と充実のマウンドを振り返った。 昨オフから習得に取り組むカットボールに、スライダー変化を加えた新球も投球。「相手は同じセ・リーグだし、こういう球もあるんだ、と思わせたかった」。自ら「スラッター」と呼ぶ新兵器で、江越、北條を空振り三振に打ち取ったことに満足そうな表情だ。

開幕1軍ローテーション入りを目標に掲げる身長167センチの右腕。「現状維持では開幕1軍は無理。さらに(レベルを)上げていきたい」と、表情を引き締めた。