「HANSHIN LEGEND TELLER」(ハンシン・レジェンド・テラー)の掛布雅之氏(64=元2軍監督)が22日、2軍高知・安芸キャンプを視察し、ドラフト2位の井上広大外野手(18=履正社)のポテンシャルを絶賛した。雨天のため、安芸ドームで練習。井上のフリー打撃を真後ろから見つめ、うなった。

「バランスのいいスイングをしている。右の方にも大きいのを打てる。非常に魅力ある選手で、将来阪神の中心を打てる素材ですよ」。生え抜き最多の349本塁打を放った虎のレジェンドが、高校通算49本の右の大砲候補の可能性を高評価。井上も「すごくうれしい。そう思っていただいているので、それを超えるくらいの気持ちでやっていきたい」と発奮した。

23日の西武2軍との練習試合(高知東部)は、5番DHでプロ入り初のスタメンを予定。「スタートから出るのは高校時代と一緒。それを思い出しながら」と意気込んだ。【只松憲】