ソフトバンクの育成大砲、リチャード内野手(20)が、オープン戦2号ソロを放ち、怪力ぶりを発揮した。

2回の第1打席、1死走者なしで、広島のドラフト1位森下暢仁投手(22=明大)の147キロの真ん中低めの直球を強振。快音を発した打球は、左中間スタンドで大きくはねた。打った瞬間、それと分かる当たりで、センターがほとんど動くことのない会心のアーチだった。チームのオープン戦初戦となった2月23日のオリックス戦(宮崎市清武)以来となるソロはオープン戦最終戦でマーク。

「打ったのは直球です。タイミングを合わせることを意識して打ちにいきました。芯で打つ事が出来たし、ホームランになってくれて良かったです」。支配下選手登録への大きなアピールとなった。

◆砂川(すながわ)リチャード 1999年(平11)6月18日生まれ、沖縄県出身。沖縄尚学から17年育成ドラフト3位で入団。2年目の昨季は3軍戦で11本塁打。今季から登録名をリチャードに変更した。189センチ、112キロ。右投げ右打ち。