中日の与田剛監督(54)は18日、近日中に再来日するライデル・マルティネス投手(23)と育成契約のヤリエル・ロドリゲス投手(23)に関して、体調が万全であることが確認できるまでチームとは別で調整させる方針を明かした。

両投手はキューバ代表として東京オリンピック(五輪)の米大陸予選(米アリゾナ州)に出場するため、12日に渡米していた。だが新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、予選は延期に。2人はいったんキューバに立ち寄り、再来日することが決まっていた。与田監督は「時差ボケもあるだろうし、体調を整える意味でも練習時間も分けてやるなど最善を尽くそうと考えている」と万全の受け入れ態勢を整える方針を示した。

抑え投手の本命であるR・マルティネスの再来日は、開幕日がいつになるか未定の状況とはいえ、チームにとってはプラス材料。それでも早期合流ではなく「体調が万全となってから」と同監督。開幕延期によって生まれた時間を、リスクマネジメントとしても活用する。