巨人原辰徳監督(61)、阿部慎之助2軍監督(41)、菅野智之投手(30)、坂本勇人内野手(31)、丸佳浩内野手(31)が、新型コロナウイルス医療支援として東京都に1000万円ずつ、計5000万円を寄付することが24日、発表された。

巨人からは、マスク4万枚、除菌シート3000個も寄付された。医療機関に送られる。

小池都知事が定例会見で公表し、球団を通じて5人のメッセージ動画が配信され「頑張ろう東京」と呼びかけた。

▽巨人原監督 5人が先頭に立ち、「東京コロナ医療支援基金」を発足し、医療関係者、医療機器、医療用品に役に立ててもらおうと医療従事者の方に感謝と敬意を込めて送ります。全てコロナの感染者をなくすためです。我々も指示に従い、進みます。医療関係者の皆様、大変な仕事ではありますが、よろしくお願い致します。この基金の輪が広がり、お役に立ち、感染者がなくなることを願うばかりです。皆様の温かいご支援を必要としております。1人1人の自覚の中、みんなで越えていきましょう。

▽巨人阿部2軍監督 誰もが経験したことのない、ウイルス感染が今現在拡大しております。そんな中、医療機関を始め、いろいろな分野で最前線で闘っている皆さんに心から感謝とエールを送りたいと思います。

◆巨人選手の過去の主な寄付 菅野は15年に社会貢献活動に向けた「菅野基金」を設立し、現在も社会福祉法人「日本介助犬協会」の支援を続ける。坂本は09年に自身がデザインしたTシャツの収益金187万5800円を日本赤十字社に寄付した。阿部2軍監督は現役時の08年に「阿部慎之助赤十字基金」として、安打1本につき1万円を寄付すると発表。09年には本塁打1本につき1万円を寄付する「阿部慎之助基金」を設置し、出身地の千葉・浦安市に32万円を寄付した。

 

◆コロナ禍での球界の主な寄付

寄付金 プロ野球選手会は寄付サイト「READYFOR」を通じ、8日から活動基金の支援を開始。またヤンキース田中は、日米を通じて総額3700万円を寄付した。

おもちゃ代 難病の子どもたちとその家族への支援活動を行っている巨人炭谷、西武武隈は、子どもたちが施設内で使えるゲーム機器、音楽機器やおもちゃの購入費としてそれぞれ50万円を寄付。

マグロ DeNAは球団オリジナルフード「ベイマグロ皿」の約1100食分(約55万円相当)を寄付。開幕に向けて準備していたもので、横浜市社会福祉協議会などを通じて施設へ届けられる。

ポンチョ 阪神とロッテは、感染症の対策医療資材としてポンチョを寄付。今季の年間席所有者に向けて用意していたもので、阪神は大阪市に4500着、ロッテは千葉県の対策本部に1450着。