今季は中日をナゴヤドームで撃つ! 阪神糸原健斗内野手(27)が12日、甲子園での自主練習後にオンライン取材に対応。“おうち時間”で相手投手を映像研究していることを明かした。「セ・リーグは一通り見ているんですけど、中日とあまり相性良くないので、中日を中心的に研究しています」。多くの時間を割くのは昨季苦しんだ中日だ。

中日戦の打率は1割7分1厘で、ナゴヤドームに限ると1割1分4厘。セ・リーグの対戦チームで唯一の1割台で、カード別、球場別のワースト成績。苦戦した天敵の投手陣を今季こそ打ち崩したい。例えば10打数1安打に抑えられた大野雄。「大野さんはめちゃくちゃいいピッチャー。その中でやっぱりツーシームだったりがとてもいい。ツーシームと他の外のボールも両方追っかけていたんで、割り切って、今年はやっていこうかなと思ってます」。17打数1安打の対柳とともに、対策を熟考中だ。

「逆に今こういう時間があるんで、すごく自分の中ではプラスにとらえて、対策していってるので、自信を持っていきたいと思います」。11日の12球団代表者会議で、開幕は最短6月中旬から下旬を目指すことになった。「そこにしっかり持っていって、最高の状態で開幕に向かえたらいいかなと」。苦手対策にも力を入れて備える。【磯綾乃】