楽天のマッスルルーキー、津留崎大成投手(22)が13日午前の練習後、オンラインでの取材に応じた。

チームは3月30日から活動休止。今月8日に自主練習を再開したが、津留崎は活動休止の間、もともと持っていたトレーニング器具に加え、懸垂ラックと32キロの可変式ダンベル、アジャスタブルベンチを自費購入。球団施設が使えない中でも自室でトレーニングを継続してきた。「(外出)自粛が長くなっても大丈夫なように買っておこうと。1カ月間くらいは自分の(器具)を使ってできたのでよかった」と話した。

ただ、自主練習再開後に球団のトレーニング施設でスクワットを行ったところ、マックスの数値が落ちていたという。「大体いつもフルスクワットで160キロを5レップ(回)くらいできるんですけど、10キロぐらい落ちていました」と説明。その上で、マッスルメモリー(1度トレーニングで筋肉を肥大させ、その細胞の情報を保存している核を増やすと、トレーニング再開後に比較的早く元のレベルに戻すことができる)に言及。「1カ月くらいバーベルをかついでなかったですけど、すぐ戻ると思うので大丈夫だと思います。(再び球団施設でトレーニングができて)筋肉が喜んでます!」と笑顔を見せた。

自主練習再開後は、すでに2度ブルペン入り。今後も1カ月~1カ月半後とみられる開幕に向けて調整を続ける。「1年目ですし、開幕に合わせて調整するというよりは毎日、毎日、課題を克服したり、成長するために過ごしてきたので。その期間が長くなったとポジティブに考えて、今よりうまくなって、開幕を迎えられるようにしたい」と意気込んだ。