今季から楽天に加わった牧田和久投手(35)が13日、楽天生命パークでの練習後にオンラインでの取材に応じた。

大相撲で新型コロナウイルスによる感染死が出たことに触れ「怖さは正直あります。(ウイルスは)見えないものですし。野球も接触プレーとか(距離が)近いものがあると思うので。そのへんで不安はあります」と正直な気持ちを打ち明けた。

ただ、先が見えない中でネガティブになりすぎてしまうことのマイナス面も示唆。「先は不安ですけど、前を向いてプラスに考えてやっていかないと、今、何をすべきか見えなくなってしまう。未来を良くするには今しかない。何をすべきか1日1日考えながらやっていきたい」と話した。

チームは3月30日から活動休止。今月8日に自主練習を再開した。休止期間中は、則本昂と河川敷でキャッチボールをするなどして状態を維持してきた。河川敷では集まってきた子供からサインをねだられ「今、こういう時期だから」と何度も断ったという。その埋め合わせをしたい気持ちは強く「(開幕後に)球場に足を運んでいただいたり、街で声をかけていただいたら、その時に対応させていただきたい」。ファンの前で試合ができる日々を心待ちにした。【千葉修宏】