オリックス中川圭太内野手(24)が17日、京セラドーム大阪での自主練習後、オンライン取材に応じた。この日からチームの管理下で練習したが、自主練習期間と同じく、守備に力を入れる。

「捕球時、体からグラブが離れて上から行っていたのを、なるべくギリギリまでグラブを出さずに捕る瞬間だけグラブを出すイメージでいくと(動作が)下から上にいく。そういうハンドリング、グラブの使い方は新たな発見になりました」と説明した。

新人だった昨季は111試合に出場して打率2割8分8厘、105安打の好成績を残していた。自主練習期間中の打撃は打撃マシンよりも、より実戦に近い打撃投手が投げる球を重視。「タイミングだけだと思っている。その投手の動作に合わせてタイミングを取って打つことだけを意識してやっています」と話し、工夫を凝らしている。

今季は三塁レギュラーを狙うが、慢心はない。「調子を上げていきたいと僕は思っていなくて。調子を維持することにしてしまうと感覚のズレが生じる。僕としては1日1日、レベルアップできるようにという考え方をして、いま、やっています」と気合を込めた。

自主練習期間中の4月12日に24歳の誕生日を迎えたが「家で1人で、ひっそり過ごしていました」と笑った。NPBは最短で6月19日の開幕を視野に入れる。「あと1カ月ちょっと。それに向かって、ようやく目指せるということで、すごくワクワクしていますね、いまは」と気合を込めた。