SNSで大学野球を盛り上げたい! その名も「全国大学野球SNS選手権大会」の開催が決まった。

新型コロナウイルス感染拡大で、史上初めて全日本大学野球選手権大会が中止。大学リーグも全国で中止が相次いでいる。そんな中、全国の大学野球部の有志が集い、26日にSNS選手権の開催を発表した。

全日本大学野球連盟に所属する26連盟の全野球部に参加を呼び掛けている。参加資格は、選手・学生コーチ・マネジャー(女子もOK)だ。

まずは30日に抽選会を行う。その後、各連盟代表を決める予選を開く。予選の種目は、バービージャンプ。腕立て伏せの格好から、両足を折りたたみ、ジャンプして頭上で両手をたたく。1チーム4人で、各自10秒間に何回ジャンプできるか。ジャンプの動画を送ってもらい、4人の合計数で勝敗を決する。

各大学イチ押し選手のプレー写真も送ってもらう。予選期間中、SNSで競技動画とともに写真も流し、連盟を紹介していく。また、大会全期間を通して「ポジションあるある」を募集、紹介して盛り上げる。

連盟代表が決まったら、いよいよ本戦だ。本家の全日本選手権のように、トーナメントで日本一を争う。6月6、7日に1回戦。そこから2回戦、準決勝を経て、同20日に決勝を迎える。本戦の競技種目は勝ち上がった大学に直接、伝えられるが、準決勝以降は、SNSを見た人の「いいね」の数で勝敗を決する予定だという。

SNS選手権は、主に試合はインスタグラム、宣伝はツイッターで行う。アカウントは次の通り。

@sns_natl_bb2020

大学野球を愛する思いがある。SNS選手権大会運営委員の専大・亀川奈々マネジャー(4年=関東第一)は「高校野球は人気があっても、大学野球はまだ認知度が低い。この大会を通して、高校野球ファンや野球ファンに大学野球の魅力をお伝えできればと思います」と意気込みを語った。

高校球児に届けたい思いもある。「大学で野球を続けるか、悩んでいる高校3年生もいると思います。大学野球っていいな、と思ってもらえたらうれしいです」とも願っていた。