阪神ドラフト6位の小川一平投手(22)が自己最速152キロを計測するなど、1回無失点とアピールした。

白組の4番手で6回に登板。先頭近本の初球で150キロを出すと、2球目に152キロを計測した。カウント2-2から近本を遊ゴロに打ち取ると、大山の3球目にも152キロ。一塁への強烈な当たりにボーアが動くことが出来ず、大山を出塁させたが、続くマルテを見逃し三振、原口を三ゴロと危なげなく抑えた。

自己最速の152キロには「大学生の時からずっと目指してきた数字なので素直にうれしいです。スピードがすべてではないですが、160キロを目指してやっていけば、おのずとスピードも上がっていくと思うのでそこも1つの目標として頑張りたいと思います」と喜びながらも、さらに上の目標を掲げた。

26日のシート打撃でも木浪、坂本、高山相手に3者連続三振。「前回のシートバッティングと同様にストライク先行でテンポ良く投げることができました。調子はすごくいいので、もっと上を目指して頑張ります」開幕1軍へ好アピールを続ける。

◆小川一平(おがわ・いっぺい) 1997年(平9)6月3日、神奈川県生まれ。逗子小2年で野球を始め、逗子中では軟式野球部に所属。横須賀工では甲子園出場なし。東海大九州では2年時に大学選手権出場。19年ドラフト6位で阪神入り。今季推定年俸700万円。182センチ、80キロ。右投げ右打ち