阪神の藤浪晋太郎投手(26)が右胸の軽度の筋挫傷と診断されたことが5日、分かった。

3日の2軍練習試合ソフトバンク戦(鳴尾浜)で右胸の張りを訴えて緊急降板し、4日に兵庫県内の病院で検査を受けていた。

この日、取材対応した藤浪は状態について「全然大したことないですし、時間もかからないと思うので、早く実戦で投げられるようにしっかり練習、ケアをしていきたい」と説明。現在痛みはほぼない状態で、キャッチボールに関しても「一応大事をとって今ストップをかけられていますけれど、本当に休み明けには全然できますし、それぐらいの予定ではいます」と来週中に再開するめどを明かした。

3日の試合は6回から登板したが、3イニング目の8回無死二塁で川瀬に四球を与えたところで降板。直前には長坂と香田2軍投手コーチがマウンドに駆け寄る姿があった。試合後、右胸の張りによる降板だったと球団から発表された。

藤浪は5月28日に甲子園での1軍集合練習に遅刻したため、2軍降格となっていた。1軍昇格を目指して最初のマウンドでつまずいた格好となったが、「頑張るしかないので。こうやってちょっとケガしちゃったので実戦になかなか出られないですけれど、早く実戦で結果を出して、野球で頑張ってアピールできるようにするしかないと思いますし、普段の練習からしっかりやって、いいプレーができるようにしたい」と再出発を誓った。