日本ハム清宮幸太郎内野手(21)が、開幕スタメンへ最後のアピールに入った。13日、練習試合の巨人戦(東京ドーム)に6番DHでフル出場し、1回に右中間へ適時二塁打を放った。「打席の中でもいろいろと感じられましたし、最初の打席はうまく反応できたかなと思う」。1発を放った10日ヤクルト戦以来の打点を挙げた。

少しずつ良い感覚をつかみつつある。前日12日には球界屈指のエース巨人菅野との対戦も経験。「投手との間合いだったりはだんだんつかめてきているかな」と手応えを感じている。

とはいえ、2回2死一、三塁の好機には右飛に倒れ、4打数1安打。「(2回は)ちょっと(体の回転軸が)緩んじゃったというか、かなりつまったという感じ」。本人も反省したが、栗山監督も「なんか違うよね。本人の表情を見ていても、なんか違っている」とさらなる奮起を促した。

14日は開幕前、最後の練習試合となる巨人戦。清宮は「出られたら思うがままにというか、特に気負わないでやりたい」と、自然体でラストアピールに臨む。