ヤクルトの新戦力、最速153キロ左腕長谷川宙輝投手(21)の勝ちパターン入りが決定的となった。

ソフトバンクの育成から新加入。キャンプから1軍スタートで、アピールを続けた。14日の練習試合楽天戦(神宮)で1回を無失点に抑え、最終試験をクリア。開幕を1軍で迎えることになり、高津監督は「後先を考えずしっかり腕振って強い球を、自慢の強い球を投げてくれればそれでいい。ただ、チームの勝敗を握る重要なポジションを任せるので、いろんな意味で成長していってほしいし、教育もしていかなきゃいけないと思っている。すごく大事な選手の1人」と期待を寄せている。

長谷川は、自主トレ期間に「シーズンに入ると体力をつけるトレーニングはあまりできないと思うので」と毎日のウエートトレーニングと長距離走を欠かさず体力アップ。練習試合が始まってからはフォームの修正をしながら、結果を残した。

子どもの頃にファンクラブに入っていたチームの一員として、いよいよ開幕を迎える。声援を送っていたスタンドではなく、マウンドに立てる。「早く野球がしたいと思っていたので楽しみ。求められているのは腕を振って投げることだと思うので、それをしたい」と意気込んでいる。