ロッテ福田秀平外野手は、不安な船出を迎える。開幕前日の18日、完全別メニューで調整した。1番中堅でのスタメン起用が有力だったが、井口監督は「体調万全じゃない選手もいる。田村もそうですし、秀平も。スタメン? そこもまだ分からないです」と言葉を濁した。

3月の時点で左足首に不安を抱えたが、6月の練習試合では12球団6位の打率3割6分4厘をマークするなど、上向きだった。ところが、16日の巨人戦で右肩甲骨付近に死球。この日は右腕を振らずに歩くシーンもあるなど、明るい表情は見られなかった。

開幕戦への思いは強い。相手は昨年まで13年間プレーしたソフトバンク。古巣の旧友や、福岡のファンにも躍動を見せたいところだ。もちろん、新天地での存在感も示したい一戦。トレーナーが付き添い、バット持参で数分間、物陰に入ることもあり、意欲は十分だ。腰痛で一時離脱していた正捕手田村とともに、19日の試合前にスタメンか否かの最終判断が行われる。