オリックスの2020年初得点は、1番・T-岡田外野手(32)のバットから生まれた。1点を追う3回、先頭・若月が四球を選び、続く安達がバッテリー間にバントヒットを決めて無死一、二塁。後藤が送って1死二、三塁の得点機を迎えた。

プロ15年目で初の「開幕1番」に座ったT-岡田が、ここで“主砲”の働きを見せた。6球目を捉え、中堅最深部に運ぶ犠飛で三塁走者の若月を同点のホームに迎え入れた。「チャンスでしたし、追い込まれていたので、なんとかバットに当ててランナーをかえすことだけ考えていました。きょうは“絶対に勝ちたい”ので、早い段階で追いつくことができてよかったです」。攻撃型1番が序盤で先発のエース山岡に1点を送った。