巨人が開幕戦で阪神に勝利し、プロ野球史上初の球団通算6000勝を達成した。球団初勝利は、36年7月3日大東京戦で畑福俊英、スタルヒンのリレーで10-1で快勝。昭和、平成、令和と時代は移ろいながら、昭和のV9、平成の2度のリーグ3連覇(07~09年、12~14年)など、リーグ37度の優勝を誇る常勝軍団が新たな歴史を刻んだ。

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▼巨人がプロ野球史上初の球団通算6000勝を達成した。初勝利は2試合目の36年7月3日大東京戦で、通算成績は6000勝4291敗325分け、勝率5割8分3厘。1000勝刻みのペースは、0~1000勝1556試合→1000~2000勝1688試合→2000~3000勝1775試合→3000~4000勝1856試合→4000~5000勝1902試合と、徐々に遅くなってきたが、5000~6000勝は1839試合にペースアップ。

▼プロ野球が始まった36年から年代ごとの勝利数を出すと、巨人は40、50、60、80、00年代で1位。パ・リーグで黄金時代を築いた70年代の阪急、90年代の西武、10年代のソフトバンクには敗れたものの、全年代で2位以内は巨人だけ。常に球界をリードし、長期の低迷がない巨人は、500勝区切りの記念勝利がすべて一番乗り。記念勝利達成時の2位との差を見ると、4500勝時に5勝縮まったが、それ以外は2位に差を広げ記念勝利を迎えた。