今季から先発再転向の松井裕樹投手(24)が625日ぶりの公式戦先発マウンドを4回85球、6安打3四球1失点で終えた。

課題の立ち上がり、初回はオリックス先頭のT-岡田を打ち取ったが、2番ロドリゲスに左前打、吉田正に右前打と連打を浴び1死一、三塁とピンチを招く。4番ジョーンズは空振り三振に仕留め2死としたが、中川に143キロの直球を右前適時打とされた。

2回も力みからか、制球が定まらない。3四球で2死満塁としたがロドリゲスを直球で左飛に抑えてしのいだ。3回は吉田正、ジョーンズに連打を許して無死一、二塁、4回も1死二塁としたが、いずれも後続を断って無失点と粘った。

1-1の同点のまま降板。「調子は悪くなかったです。慎重になりすぎて球数が増えてしまいました。最低でも5回までいかないとダメですね」と振り返った。

公式戦での先発登板は18年10月4日日本ハム戦以来。2番手には、ロッテから美馬の人的補償で新加入した酒居が移籍後初登板した。