日本ハム杉浦稔大投手が、力投で今季初白星をつかんだ。持ち味の直球がさえ渡り、楽天の中軸ブラッシュを3三振に抑え込むなど要所を締めた。「今日はしっかり序盤に真っすぐを投げ込めた」。6回5安打2失点。球数は、17年途中の移籍後最多となる102球の熱投だった。

強い自覚が、好投へと導いた。先発ローテの一角として6回を投げ、100球もクリア。「投げても大丈夫なスタミナを、また首脳陣の方に信頼してもらえるようにこれからもやっていきたい」。好調打線相手に、自らの役目を全うした。

栗山監督は「うちにきてもらって、いろんな故障の中で、開幕からローテーションを守っていくのは1つの目標だった。これで1つ勝って落ち着いてくれると思うし、チームにとっても本当に大きかった」と評価した。