ソフトバンク今宮健太内野手が、長打で勝利に貢献した。1回1死走者なし、直球に対し、クルッと体を回転させて放った打球が、札幌ドーム左翼ポール際中段へ突き刺さった。「1発で仕留められてよかった。流れが作れてよかった」。本人も納得の先制2号ソロで打線を勢いづけ、チームを快勝に導いた。

有言実行だった。前日(3日)に史上7人目の通算300犠打をマーク。それでも「本当はバントを少なくシーズンを終えることが自分の理想。打てるショートを目標にしていきたい」。前日にそう口にしていた2番打者が、犠打でつないで勝利を呼んだ翌日は一振りでまた勝利を呼んだ。

背中の張りもあり、休みながらの出場だが「出た試合は何か1つ、勝利に貢献したい気持ちはある」。6回にも追加点を挙げる適時打もマーク。先制弾と中押し打で打線をけん引した。