広島の高卒3年目、21歳遠藤淳志投手が敵地中日戦で6回9奪三振5安打1失点と好投し、今季初勝利を手にした。

昨季は中継ぎでプロ初勝利。先発での白星は自身初となった。前回5日阪神戦は5回8失点。先発ローテ生き残りを懸けた一戦で好投し「悔しい気持ちを今回ぶつけられて良かった」とホッと胸をなで下ろした。

反省を生かした。2点リードで迎えた3回に、2安打1四球で無死満塁を招いた。「前回はピンチでズルズル行ってしまった。同じ過ちを繰り返さないように強気で投げました」。この回、4番ビシエドの犠飛だけに失点をとどめ、4回以降は制球も安定させた。

前日11日の床田に続く若手の今季初勝利に、佐々岡監督は「(2人とも)尻に火がついたプレッシャーの中でよく頑張った」とニンマリだ。チームは2連勝で4カードぶりのカード勝ち越し。借金返済に王手をかけ、14日巨人戦からはカープファンが待つマツダスタジアムに戻る。