西武の元気印が、劣勢のチームをかき立てた。5点を追う7回裏の守備から山田遥楓内野手(23)が三塁で途中出場。

するとマウンドの浜屋の1球ごとに守備位置から叫び続けた。5000人限定のスタンドは鳴り物や大声での声援は禁止。静かな球場に山田の声が響きわたった。

声だけでなく守備でもみせた。ロメロの三塁線への強い打球に横っ跳び。内野安打となったが、長打を阻止した。きれいだったユニホームは黒土で泥だらけ。それでも声を止めることはなかった。