悩める主砲にようやく1本が飛び出した。日本ハム中田翔内野手(31)が、22打席ぶりの安打となる豪快なアーチを描いた。

同点に追い付いた直後の7回2死一、三塁で4番手椎野の初球、高めに浮いた変化球を逃さず左翼席中段へと運ぶ勝ち越しの10号3ラン。「チーム全員で作ったチャンスで、コン(近藤)が同点にしてくれ、何とかしたいという気持ちでした。甘く入ってきた変化球を1球でとらえることができてよかったです」。

7月19日のロッテ戦(札幌ドーム)で1発を放って以来5試合22打席ぶり、今カード初安打は、勝ち越しの大きなチャンスに本塁打という最高の形となった。 この1発で中田は10年連続となる2ケタ本塁打を記録した。