阪神先発の西勇輝投手(29)は7回8安打1失点と好投実らず、2敗目(2勝)がついた。

中日先発勝野との投げ合い。前回登板の18日に甲子園も同じく勝野と投げ合って9安打3失点、125球で完投勝利を挙げていた。

初回からピンチを背負うも、要所を断った。2死二塁で4番ビシエドを空振り三振。昨季10打数6安打と打ち込まれた相手を抑え、無失点で立ち上がった。6回は連打から無死一、三塁のピンチを招き、ビシエド、5番A・マルティネス、6番京田を打ち取った。

打線の援護がなく、0-0で迎えた7回。100球を超えたところでつかまった。先頭福田に安打を許し、犠打などで2死三塁。1番井領に投じた117球目は三遊間へのゴロ。遊撃北條が追いついて一塁送球も、適時内野安打となった。ここまで踏ん張ってきたが、ついにリードを許し、この回限りで降板。121球の熱投も悔しいマウンドとなった。

試合後は「先発としての役割はできたと思う。けど、チームとしてはあそこの1点を防ぎたかったというのは反省しないといけない部分ではある。ボール自体は悪くなかったけど、こう打たれてしまった結果で考えないといけない。次、同じミスしないようにということだけかなと思います」と振り返った。

矢野監督は右腕の力投を「十分。打者もね…ゼロじゃ勝てないので」とねぎらった。