楽天が引き分けを挟み今季3度目の3連敗で、ロッテに抜かれ今季初の3位に転落した。

1回に小深田のセーフティーバントに日本ハム上沢の悪送球が絡み無死二塁とし、31歳の誕生日を迎えた鈴木大が右前適時打で先制。だがその裏、先発弓削が打者一巡6安打4失点と崩れ、流れを渡した。2回以降も続投したが、自己ワーストの被安打15、9失点で6回途中でマウンドを降りた。

三木監督は「いろんなことをしっかり準備した中でチームとしてマウンドに上がってもらいましたが、力が出せなかった。コントロールが定まらず、甘いところにボールが集まったところをファイターズの打線に打ち返された」と課題を挙げた。2回までに6失点ながら6回途中まで続投したことに「もちろん勝つためにやっている。いろんな継投の考えもありますが、今日はいろんな判断の中であそこまで投げてもらった。いろんな見解はあると思いますけど、ゲームで放ることによって弓削もいろいろ感じることがあると思う。また本人ともいろんなことを話しながら、これからの先に向けていろいろ整理して進めていきたい」と考えを口にした。

引き分けを挟み3連敗。「僕も含めてチームとして反省して、そのことに向かってまた取り組んでいかないといけない。選手は力を出そうと思ってやっているわけだから、選手だけがもちろん悪いわけじゃない。僕たちもそういうところでいろいろ助けられるようにならなきゃと思う。チーム全体として、しっかり振り返らないといけないゲーム。しっかり進めたい」と振り返った。

今季初の3位転落には「試合をしていると数字はついて回ってくるもの。意識するな、という方が難しいですけど、そんなことよりも毎試合毎試合戦うために最善を尽くして、1試合1試合やっていくところが全てだと思う。しっかり明日も戦いたい」と話し、次戦を見据えた。