オリックスは西武9回戦終了直後に京セラドーム大阪で会見を行い、西村徳文監督(60)が辞任し、中嶋聡2軍監督(51)に1軍監督代行としてシーズン残りの指揮を任せることを発表した。中嶋監督代行は「2軍監督の立場からこのチームを見ていて、選手の持つポテンシャルと可能性については大いに期待を抱いていました。残り67試合。やれることはまだまだあります。このままで終わるチームではありません。すべての戦力を1つにして戦っていきます」と球団を通じ、コメントを発表した。

オリックスはこの日の負けで16勝33敗4分けとなり、借金は今季ワーストを更新する17。ソフトバンクがロッテにサヨナラ負けしたため、この日の自力V消滅は免れたものの、首位のソフトバンク、ロッテに12ゲーム差をつけられて最下位に低迷している。

24年ぶりのリーグ制覇を目指し、メジャーの超大物アダム・ジョーンズを獲得したが、得点力不足を解消できず。投手陣も、2年連続開幕投手を務めたエース山岡が左脇腹痛で登板2試合目で離脱。ソフトバンクに2勝10敗、ロッテには史上初の同一カード6連敗を喫するなど1勝10敗1分け。苦手チームを作り、苦しい戦いが続いていた。