阪神矢野監督は逃げ切った点をプラスに捉えつつ、「考えさせられる部分があった」と語った。8回について「1年間戦う上では引っ張り上げないといけない投手もいるし、いつも同じパターンの投手を使うわけにはいかない」と説明。「なんとか抑えて勝てたところはプラスの部分であるし、俺個人としても起用の部分で、去年もここでそういう試合があった。反省というか考えさせられる部分があった試合かなと思います」と続けた。

8回は2番手尾仲が走者をため、3番手岩貞が青木に満塁弾を被弾。2点差に迫られた後、4番手でガンケルが登板。走者を背負いつつ、何とか切り抜けた。9回はスアレスが2死一、二塁とされたが、最後は青木を中飛。守護神はこれで9セーブ目をマークし、リーグ単独トップに立った。「チームとして嫌な流れでしたが、セーブを挙げられる機会になったので、ある意味前向きに捉えて、ここで抑えればと思った。最終的に抑えられたので勝てて良かった」と話していた。