巨人は1点を追う9回2死満塁、フルカウントからウィーラーが151キロの直球をとらえたが左飛に倒れ、今季初の同一カード3連敗が決まった。

8月9日以来11試合ぶりに2番坂本、3番丸の「サカマルコンビ」を復活させるも、打線は坂本の適時打による1点止まり。前回のマツダスタジアムでの対戦では3連勝した最下位広島に、3連敗を喫する結果になった。

投手陣はプロ初登板初先発の直江が4回1失点で粘り、5回から桜井を投入する攻めの継投に出たが、実らず。直江は3回まで1安打に封じたが、4回に鈴木誠に特大の同点ソロを許して降板。141キロの直球を左中間スタンドに運ばれ「やはり1軍の打者はスイングが速く、甘いボールは見逃してくれません。ストレートで勝負して簡単に打ち返されました。分かっていても簡単に打たれないストレートを目指します」と今後の課題を感じ取った。

同点の8回は12試合連続無失点と中継ぎ陣を支えてきた大竹が決勝ソロを浴び、プロ通算100敗目を喫した。25日のヤクルト戦から巻き返しを図る。

▼通算100敗=大竹(巨人) 23日の広島12回戦(マツダスタジアム)で今季1敗目を喫して記録。プロ野球120人目。初敗戦は広島時代の03年9月26日の横浜27回戦(広島)。