阪神が逆転勝利で25日ぶりに勝率5割復帰だ。
4番ジェリー・サンズ外野手(32)が、2打席連発となる10号3ランと11号ソロを放つなど大活躍。先発の青柳晃洋投手(26)は7回4安打2失点で6勝目を挙げた。
チームは25日中日戦から3試合連続の逆転勝ち。同一カード3連勝で借金返済となった。阪神の3試合連続逆転勝ちは17年7月11、12日中日、17日広島戦以来。
以下、矢野燿大監督の一問一答。
-3連勝
「先制された中でね。向こうも立ち上がりよかった中で逆転できたっていうのは意味ありますし、3連勝できたっていう結果にもすごく価値があると思います」
-4回に鮮やかな逆転
「なかなかね、コースに投げられて球もキレてましたし、チャンス多くないっていうところでジェリーが、サンズが素晴らしいひと振りで流れを一気にこっちに向けてくれたのでね。素晴らしいバッティングでした」
-そのサンズは2打席連発
「本当に、チャンスがそんなに多くない中でしっかり仕留められたってところにすごく価値があると思う。本当に勝負強いバッターなので、心強いです」
-19歳小幡に初ヒットも
「うれしいですね。プロに入って初ヒット、大分ですかね。お父さん、お母さんも、高校野球の監督やいろんな方が喜んでくれるヒットになったと思いますし、またもう1本出ましたしね。プロとしての第1歩を一緒に戦えたっていうのがうれしいです」
-小幡への期待は
「体もまだまだ強くしていかないとダメですし、やることあるんですけど。今は精いっぱい目の前の打球やワンスイングを精いっぱいやれてるので、それを続けてくれたらと思います」
-青柳は2回以降は見事なピッチング
「立ち上がり2点取られましたけど、あそこで粘れたというのは、青柳の今年、勝ちにつながっているところじゃないかと思います。取られた後であれだけ粘れたというところはね、頼もしく思っています」
-5割復帰で広島に乗り込む
「そうですね。打線も少しずつみんな上がって来ていますし、またいい投手と当たりますけど、何とか全員で攻略して連勝を続けていきたいと思います」
-逆転の場面はサンズが4番の仕事
「いやもうね、素晴らしい。もちろん、甲子園であっちに打つってね、右打者でも簡単なことじゃないし。風も若干向こうに吹いていたんでね。まあそれにしても見事な得点圏でね、得点圏打率も。返してくれるんでね。最高の形になりました」
-得点圏に強い要因は
「自分の形というのがある。自分もリードしていく時にそういう相手の気持ちを揺さぶってリードしていくんやけど、あまり動じないというか。自分はこうするんだというのが、すごくしっかりしているんで。そういうクレバーなただ来たボールを打つだけではそんなには打っていけないんで。そういうレベルも高いのかなと思います」
-中距離のイメージがあったが
「韓国でも20本打っているんで。そんな中距離とは思っていないけど。当たればホームランにいくと思っているし、そんなふうには思ってない」
-小幡の活躍は。期待したモノが全て出た
「期待というか、経験なので。こういう結果が出たことは最高だし。これから失敗もいろいろ起こると思うけど、挑戦してチャレンジして。その中で学んでいってくれたらいいと思っているし。今は与えられた打席を精いっぱい、振りにいくっていうことを続けていってくれれば成長していくと思う。ヒット打ったり、ファインプレーをしてくれたり、結果でそうなったらいいなとは思うけど、それはあまり望んでいる訳じゃないんで。今日みたいにそういう姿を。野球をできる喜びや1軍でできる喜びを感じてやってくれたらいいんじゃない」
-5回は本塁への走塁も大きかった。
「もちろん、もちろん。外野も前に来てて、外野もいい送球が返ってくる中で、間一髪なんで。そういうところでは、走塁もよかったと思うし。守備は一個もたついたのがあったけど、ある程度、守備に関しては1軍でやれる能力があると思っているんで。
-終盤、岩崎、スアレスで締めた
「青柳まだいけたんだけど、まあまあ点も取りに行きたいなというのはもちろんあったし、青柳の役割としてはしっかりと果たしてくれた。俺の中で替えてという形になったんだけど…。まあ、ガンケルはちょっとアンラッキーなところで替えちゃって申し訳なかったなというのはあるけど、まあまあ優の信頼というのは高いんで。俺としてはやることはやったという継投でこういうことになった」