ヤクルトは延長負けを喫し、借金10となった。試合後、高津臣吾監督は「なかなか簡単にはうまくいかないのが野球なので、現実をしっかり見つめて、また明日頑張りたい」と話した。

延長を含めて毎回の15安打を放ちながら、得点は8回に代打西浦の適時打で奪った1点のみだった。残塁は14と、チャンスを得点につなげられなかった。

長打は、先発吉田喜と10回の西浦が放った二塁打2本のみ。1、2、4、6、7回はすべて2死からの単打で、作戦面でも苦しかった。

先発のルーキー吉田喜が粘りの投球を見せていたが、今季初めて青木を5番に置いた新打順が応えられず。指揮官は「2死からのシングルばかりだったので、なかなか点にならなかった。スコアリング(ポジション)に行って、あと1本というところまで行っているのは事実。(チャンスで)1本出すか出さないかが、勝ち負けに直結するのは間違いない。1本、出したかった。ほしかった」と振り返った。