阪神は完敗で引き分けを挟んで3連敗を喫し、首位巨人とのゲーム差が今季最大の10まで広がった。

チーム勝ち頭の先発青柳晃洋投手(26)が5回4失点で4敗目(6勝)。打線は1回表に糸井嘉男外野手(39)が先制犠飛を放ったが、2回以降はゼロ行進が続いた。

3点ビハインドの8回には1死二、三塁からドラフト6位小川一平投手(23)の2球連続暴投で2点を追加され、反撃ムードは潰えた。

前日8日DeNA戦は7点リードを追いつかれて痛恨の引き分け。重苦しい流れを吹き飛ばせず、貯金を吐き出して勝利5割に逆戻りした。

矢野燿大監督(51)は現状について「ずっとしんどいよ。しんどい中で5割でしょ。もちろん、それで良しとは思っていないし、巨人との差を比べたらね。オレらは勝っていかないとダメということは自覚している」と前を向く。

10日のDeNA戦に敗れ、同日に巨人が中日に勝った場合、自力優勝が消滅する。