阪神が1発攻勢で中日に快勝し、2連勝を飾った。1回、プロ7年目で初の2番に座った陽川のソロで先制。その後先発のガルシアが3点を失い逆転されたが、6回無死満塁で大山が20号満塁弾で再逆転した。矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。

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-大山の満塁弾で流れが一変した

矢野監督 そこまで陽川のホームランだけでずっといってたから、あのワンチャンスで仕留めてくれたのは価値が高い。次のホームランも、取られた後。完璧に打ったというよりは、ちょっと泳いだ形でもホームランにできるのは、やっぱり下の粘りとか、そういうものがあってのこと。きょうは本当に申し分ないバッティングを見せてくれた。ホームランは本人も求めてるところやし、チームにとっても一気に状況を変える。いいホームランだったかなと思います。

-大山はまだまだ打てる

矢野監督 シーズンまだまだね。40何試合残っている。1本でも多く打っていかないとアカンし。でも、ここまで来たら、まずは30というのが本人の目標になってくると思う。数字を追いかけるのも大事やけど。あいつも今日みたいにチームが勝つとか、流れを変える1本という数が増えていけばいいと考えていると思う。ただ単にホームランばっかりということではないと思う。チームを勝たせるための1本が30になっていけばいいし、もっともっと増えればいいんでね。

-陽川の働き

矢野監督 試合に出たり、出なかったりでアレやけど。いい働きを見せてくれているしね。中身も、内容も。今日も追い込まれてから右中間にセンター前っていうところでは、何とか気持ちでしようと思っていることを結果として出せるような形にはなってきているのかなと思うし。本人も必死なんじゃないかな。

-2番は悩まなかったか

矢野監督 リュウ(梅野)が残念ながらああいう形になったけど迷うことなく。

-岩貞が2イニング

矢野監督 点を取って、2点を(取られたら)ちょっとアレかなと思ったけど1点で頑張ってくれたし。2イニングいってくれたのはめちゃくちゃゲームの中で価値があるし。俺も中継ぎでサダ(岩貞)がいてくれるから、イニングまたぎももちろんそうやし、要所でしっかり流れを止めてくれるっていう期待値を持って送り出せている。サダの存在も大きいと思う。

-坂本が荒れたゲームだがコントロールして落ち着かせてくれた

矢野監督 荒れたというか。(失点は)1点1点だから、別にキャッチャーが、セイシロウ(坂本)が荒らしたというのはないのでね。粘った部分が大きい。ケガは仕方ないし、リュウ(梅野)は早く戻ってきてくれるように頑張ると思うし、いない間はセイシロウも得たチャンスなんでね、あいつもやってやろうという気持ちだろうし。ずっと言っているけど、結局競争なので。陽川もそうだし。競争の中からはいあがってきたところがレギュラーになっていくし、それでチームが強くなる。そういうところかなと思う、セイシロウも。

-ガルシアは

矢野監督 いったん抹消する。