2年連続東京第一代表の鷺宮製作所が、東京都2次予選第1代表決定トーナメント1回戦で初戦敗退した。

5回まで、明治安田生命の先発、大久保匠投手(30=明大)の前に3安打と抑え込まれた。0-2で迎えた7回途中からは、今秋のドラフト候補に挙がる最速151キロ右腕、平川裕太投手(24=国際武道大)をマウンドに送りこんだが、8回1死一、二塁から左越え3ランを浴び苦しい展開に。8回裏には2点を挙げたが、3ラン本塁打の失点が大きく響いた。

平川は、1回1/3を投げ、1本塁打を含む2安打、2三振で3失点。「他の球は制球がついていた。ホームランを打たれた球だけかと思います」と1球を悔やんだ。打たれた球は甘く入ったチェンジアップ。「納得のいく球ではなかった。これからもっと突き詰めていきたい」と変化球のキレに課題を残した。

それでも岡崎淳二監督(48)は「今年は野口、平川が先発、または抑えでと考えている」とチームの期待を背負う。平川は「明日から気持ちを切り替えてやっていきたい」と前を向いた。

鷺宮製作所は明日25日、第2代表決定トーナメント1回戦に臨み、3年連続出場へ望みをつなぐ。