阪神が原口文仁捕手(28)の2号ソロで同点に追いついた。

1-2の2回先頭。ヤクルト吉田喜の初球、高めにきたカットボールを振りぬいた。打球は虎党の待つ左翼席へ一直線。開幕2戦目の6月20日巨人戦(東京ドーム)以来の1発で試合を振り出しに戻した。

この日先発の秋山とは09年ドラフトの同期入団。1回にサンズの適時打で先制し、直後に逆転を許した同学年右腕を女房役がもり立てた。原口は「追い越されたあとだったので、何とかチャンスメークをと思い、打席に入りました。追いつくことができて良かったです」と喜んだ。

3-2の7回1死満塁では、ヤクルト長谷川から三塁線を破る2点適時打。リードを3点に広げる貴重な追加点をたたき出した。2安打3打点1本塁打と、存在感を示している。