ロッテは6日、1軍全選手、首脳陣、関係職員のPCR検査(4日午後受診)の結果を発表した。

選手ら11人が新型コロナウイルスの陽性と判定された。荻野貴司(34)清田育宏(34)角中勝也(33)菅野剛士(27)の外野手4人と、鳥谷敬(39)三木亮(28)藤岡裕大(27)の内野手3人。さらに走塁部門などを担当する伊志嶺翔大コーチ(32)と、チームスタッフ3人の計11人。

また、4日に陽性判定を受けた岩下大輝投手(24)の濃厚接触者として、山本大貴投手(24)東妻勇輔投手(24)小野郁投手(23)和田康士朗外野手(21)の4人が認定された。

2軍の全関係者が受けたPCR検査(5日実施)の結果は、全員が「陰性」と判定された。6日のオリックス戦(ZOZOマリン)は予定通り行われる。

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◆プロ野球新型コロナウイルスを巡る主な経過

2月26日 オープン戦の残り試合を無観客で実施すると決定。

3月9日 3月20日の開幕延期を決定。

26日 阪神藤浪がPCR検査を受け、NPB球団所属選手初の陽性判定。

27日 阪神伊藤隼、長坂も感染。

4月5日 阪神伊藤隼が退院。7日に藤浪、8日に長坂も退院。同24日から自主練習を再開。

17日 セ、パ交流戦の中止を決定。

5月11日 オールスターゲームの中止を決定。

6月3日 巨人が5月末のPCR検査などで坂本、大城が陽性判定と発表。2人とも正常値からわずかに外れた「微陽性」だったため、12日に退院。翌13日から練習を再開。

6月19日 当初から3カ月遅れでシーズン開幕。当面は無観客試合に。

7月10日 上限5000人で観客を受け入れ。

8月1日 ソフトバンクは長谷川の陽性判定を発表。翌2日の西武戦を中止に。

3日 ソフトバンクの1軍スタッフの陽性が判明。4~6日の2軍広島戦が中止に。

9月4日 長谷川がファームの練習に合流。

12日 日本ハムが飯山内野守備コーチの陽性判定を発表。

19日 観客数の上限を各球場の50%以内まで引き上げ。

23日 オリックスが左沢の陽性を発表。翌24日には竹安も陽性判定。

24日 阪神浜地が陽性判定。

25日 阪神の岩貞、馬場、糸原、陽川の4選手とチームスタッフ2人が陽性判定。岩崎と小川は濃厚接触者として判断された。岩貞、糸原、陽川と19日に会食していた福留、江越、木浪、小林は球団が独自に濃厚接触者と同様に扱うと決定。

10月4日 ロッテ岩下と1軍チームスタッフ1人がPCR検査を受け陽性判定。