DeNA梶谷隆幸外野手(32)が、9月度の「大樹生命 月間MVP賞」を受賞した。9月は打率3割7分8厘、5本塁打、14打点。チーム最多記録の月間42安打を放つ活躍で、15年3・4月以来、5年ぶり2度目の受賞となった。

ここまで打率3割1分8厘でチームをけん引する「ハマの韋駄天(いだてん)」が、素直に喜びを口にした。「自分なりに頑張って、良い成績が残せて率直にうれしいです」。前回の受賞時とは違う手応えも感じている。「5年前は何か分からず、知らず知らず取っちゃった感覚だったけど、今回は自分でいろいろ考えて、積み重なったものがあって取れたという違いはあるかなと思います」。

長かったシーズンもいよいよ佳境。すでに規定打席にも到達しており、初めて規定打席をクリアしての打率3割も強く現実味を帯びてきた。「現状はこの数字ですが、シーズン始まる前には『3割』をかなり目標にしていたので。3割2分、3分と打ちたいのはもちろんですけど、結果として3割は絶対に打ちたいという気持ちです」。最後までチームをけん引していく決意だ。