“直球破壊王子”が、U-18日本代表で同僚だった、同学年右腕から決勝弾を放った。

日本ハム渡辺諒内野手は2回、山岡が投じた142キロの内角シュートを、無意識に肘をたたんで体を回転させた。「体が勝手に反応してくれた」。外角球を逆方向へはじき返す狙いだったが、本能で引っ張った打球は左中間スタンドへ。約1カ月半ぶりのアーチが、連敗ストップの号砲となった。

この日4打席に立ち、シーズンの規定打席(372打席)を2年連続でクリアした。現在の打率は2割8分4厘。「開幕当初から3割を打ちたいと思って臨んでいた。諦めずに、そこは狙っていきたい」と初の3割超えも目指している。

残り23試合。「今日も4の1で(打率が)上がんない」と固め打ちも必要。打者の勲章を手に入れるためにも、最後までチームのために打ち続ける。