日本ハムは11日、スポーツコミュニティ(SC)の一環として、稲葉篤紀スポーツ・コミュニティ・オフィサー(SCO=48)が発案し16年から行っている「K.I.D.S.プログラム」を札幌ドーム内にて実施した。

稲葉SCOのほか、株式会社ファイターズスポーツ&エンターテイメント北海道野球協議会担当を務める牧谷宇佐美氏(40)、元女子陸上短距離の選手で現在北海道ハイテクアスリートクラブ(AC)でコーチを務める釧路市出身の北風沙織氏(35)らが出席。

今回は初めてビデオ会議ツール「Zoom」を使用。保育園や認定こども園、幼稚園等に勤務する人たちなどへ向け、オンラインを通して出席者による「成長期における運動習慣の大切さ」についてのディスカッションのほか、稲葉SCO、牧谷氏による「ボール投げの教え方やボールを使用した遊び」の体験プログラムが実施された。

稲葉SCOは冒頭に「体力低下というのが社会問題になっていて、ボールを使って遊ぶことも減っている。見直していかなければいけないことですし、先生方には少しでもボールを投げる、捕るということを覚えてもらって(現場で)取り組んでもらいたいと思います」とあいさつした。

1時間余りのプログラム終了時には「今年はコロナの影響でこのような新しいスタイルになりましたが、オンラインでもみなさん熱心に聞いてくれていましたし、子どもたちのためにと参考にしていただければ」と話した。