勝てば勝率5割復帰と3位浮上をかけた一戦で、西武打線は沈黙が続いた。

楽天滝中に、1回から13人連続凡打に抑えられた。5回、栗山の初安打から2死一、三塁としたが、外崎がカウント2-2からカーブでボテボテの投ゴロに打ち取られた。カーブ、フォークの変化球にてこずり8回までゼロ行進。9回に、4番メヒアが意地の2点適時打を放ち無得点負けこそ免れたが遅かった。

辻監督は「焼け石に水。カーブが非常に有効的でうまく攻められた。コントロールも良かった」と9月29日の前回登板では3回途中に攻略した滝中に、プロ初勝利を献上した。先発の松本が初回から毎回失点を積み重ねて勝機を逸し「今日という試合がどんだけ大事かというのが…安定していた松本だから、余計にしっかり投げてくれないと困る」と苦言を呈した。