阪神大山悠輔内野手(25)が、本塁打王争いトップの巨人岡本に並ぶ25号を逆転2ランで決めた。1点を追う5回。DeNA上茶谷から会心弾を左中間席に運び、これぞ4番の働きで勝利をもたらせた。打点もトップの岡本に8差に迫る68とし、球団では86年ランディ・バース以来、日本人では82年掛布雅之以来、右打者に限れば60年藤本勝巳以来60年ぶりの2冠王も見えてきた。

▼阪神で同一年に打撃2冠を獲得したのは、86年バースが3冠王(3割8分9厘、47本、109打点)となったのが直近。バースは前年85年(3割5分、54本、134打点)から2年連続で3冠王だった。日本人では、掛布雅之が82年に35本塁打、95打点で2タイトルを取って以来。日本人右打者に限ると、60年の藤本勝巳が22本塁打、76打点の2冠に輝いたのが最後だ。