オープナーとして先発したソフトバンク笠谷俊介投手が、見事な投球で3勝目を手にした。

1回、先頭打者に内野安打を許したが、その後の打者16人を抑え、5回1安打無失点。二塁も踏ませなかった。「途中から立ち投げのように修正して、上からたたくように投げたのがよかった」と声を弾ませた。

「火曜日の男」だった千賀が1日先発をずらし、今季9度目の先発が笠谷に回ってきた。「とにかく失点ゼロで粘ろうと思った。捕手のミットをめがけて投げることができた」。首位打者の吉田正も2打席凡退。球界を代表する好投手、オリックス山本との投げ合いにも負けていなかった。

プロ3勝はすべてオリックスから。「シーズンも最終に入っている。やらないといけないと思っている。投手コーチからも楽しんでいけと言われているので、残りも頑張りたい」。チームに大きな勝利をもたらし、大きく胸を張った。

▽ソフトバンク森(9回に2安打を浴びるも無失点で今季27セーブ目) 調子は良くなかったけど、何とか抑えることができました。野手の方に助けられました。チームが勝てて本当に良かった。

▽ソフトバンク岩崎(7回1イニングを2三振を含む3者凡退に抑え、2試合連続の6ホールド目) 先頭打者をしっかり(三振に)抑えられたのが一番でした。笠谷も頑張っていたし、モイネロ、森にゼロでつなぐことができてよかった。