日本ハムのドリュー・バーヘイゲン投手(29)が、8回3安打無失点の好投で7勝目を挙げた。

150キロ台中盤の速球に変化球を組み合わせ、来日2度目の10奪三振。「調子がよかったですし、序盤に大量援護があったので、とても気持ちよく楽しく投げることが出来ました」と、チームメートをたたえた。

序盤は毎回出塁を許したが落ち着いていた。4回2死一、二塁。初めて得点圏に走者を背負っても、山川を空振り三振に抑えた。5回からは4イニング連続3者凡退で西武打線を寄せ付けなかった。「全球種投げ分けられたことが良かったけど、特に直球を両サイドに制球できたのが今日の結果の大きな要因です」と振り返った。

来日初めての完封勝利も期待されたが、112球は来日最多タイ。「実はバテバテで疲れてしまった」と笑った。栗山監督は「今日はバギー。完璧というか、非の打ちどころがないというか、素晴らしかった」。本拠地で4勝目となったバーヘイゲンは、ヒーローインタビューで「ミナサン、サイゴマデガンバリマシタ」と日本語で地元ファンへ笑顔を届けた。【山崎純一】