楽天がソフトバンクにねじ伏せられた。首位とのレギュラーシーズン最終戦で逆転負けし、敵地福岡で3連敗。

11ゲーム差をつけられ、最短で22日にもリーグ優勝の可能性が完全消滅する。三木監督は「選手たちはみんなで必死に戦って勝ちにいっていることは事実。でも、プロとしていろんなものが求められる中で負けてしまった。本当に悔しい。申し訳ない気持ちです」と悔やんだ。

継投策が裏目に出た。4回2失点の先発滝中を代え、2点リードの5回からジョンソンが登板。だが周東の二、三盗で崩され2失点。同点の8回には牧田が代打明石に勝ち越し適時打、宋家豪が真砂に3ランを浴びるなど7失点。左翼席のファンから「やる気あんのか」などと書かれたボードが掲げられた。指揮官は「今日は総力戦で何とかというところもあった。僕の責任」と背負った。残り17試合でCS圏内の2位ロッテに5・5ゲーム差。1つも落とせない。【桑原幹久】