阪神小幡竜平内野手が遊撃守備で持ち味を発揮した。

まずは2回1死一塁で強肩を生かした。6番坂倉の左翼線への二塁打をサンズが処理した後、カットマンに入ってホームへ力強いワンバウンド送球。一塁走者西川の先制ホームインを間一髪で防いだ。矢野監督が「(小幡)竜平やから殺せたプレーやと思う。肩の強さというのは一番の武器。素晴らしいプレーだった」と高評価する送球だった。

3回1死二、三塁では前進守備から二遊間の難しいゴロをさばき、三塁走者上本の本塁生還を防ぐ。2死一、二塁では5番ピレラの三遊間へのゴロに飛びつき、内野安打にとどめた。ただ、4回には挟殺プレーで走塁妨害を取られて今季8個目の失策も記録。指揮官は「勉強することはいっぱいある」とさらなる成長を期待する。連日、早出特守で汗を流す20歳。レギュラー奪取へ、奮闘が続く。