明大が東大相手に被安打1の継投を見せ、今季最終戦に快勝した。

DeNAから1位指名を受けた入江大生投手(4年=作新学院)が9回1イニングを3人で締めた。8回までは竹田祐投手(3年=履正社)が1安打無四球で0封し、エースにバトンを渡した。

竹田は「4年生とやる最後の試合なんで、思い切って腕を振って投げた。4年生には1年生のときからお世話になって」と話した。8回のマウンドを降りると、ブルペンの入江に駆け寄り「よろしく」と声をかけていた。竹田の目から涙がこぼれた。

あとを受けた入江は「最後だと思うと寂しい。いいチームだったんで、もうちょっと長くやりたかった」と振り返った。試合後は入江ももらい泣き。それでもすぐさま笑顔を取り戻した。

明大は6勝2敗2分け、ポイント7で全日程を終了。早慶戦の結果次第では2位となる可能性を残した。