阪神西純矢投手(19)が開幕戦に先発し、6回途中2失点で“勝利投手”になった。変化球の精度も安定。奪った三振はプロ入り後の実戦では自己最多タイの7個と好投した。腰痛で2軍調整を続けていた北條も2安打1本塁打と存在感を出した。

平田2軍監督の一問一答

-西純が7奪三振

低めにということをテーマにね。けん制もいろんなことをしたいということで、昨日も面談をした。いろんな課題があるところを意識してやってたわね。「追い込んだら全部三振を取りにいけ」って言ってね。シーズンから言ってきたけど、結果が欲しいもんだから「馬力をもっともっとつけなきゃだめだよ」って言ってたんでね。今日最後の打者はもう100球いってたから「何が何でも三振取れ」って言ったら三振取ってたし。変化球の精度も上がってきた

-北條が2ラン

このフェニックスで来季に向けてという姿勢よね。北條にしても今年はふがいなくて、もう1回見つめ直すいい機会になってる。そういった意味では2本のヒットとホームランか。まぁこのくらいは当たり前っていう力はあるけどさ、そういう姿勢は見えるよね

-2安打の高山は試行錯誤を続けている

いろんなことを今やってる。(打席で)立つ位置だとか、全力で振らずに7、8分(の力)で振るとか

-小野が1イニングで3者連続三振

シーズンが終わっていいピッチングしてる。小野とも昨日話したら「先発がもう1回したい」って。この前の社会人(4日・日本新薬戦)からいいピッチングしてるし、今日は見事や。これを続けて、なんかきっかけをつかませないかん

-小野は向かっていく姿勢が大事

今年はフェニックスに期する思いがあると思うよ。ふがいなさすぎる1年だったんで。なんか変えなきゃっていうことで、今日はストライクが入った。このくらいの力持ってんねん。見事。フォークもよかったし

-新人の小野寺、藤田、奥山がそれぞれ2安打

1年間我慢して公式戦で使ってたんでね。まぁまだ1試合。1年目の選手も含めて、出てる選手たちの前向きな姿勢をすごく感じた

-昨日は全員と面談をした

ひとりずつ反省と今年を振り返っての課題を明確に。毎年やってるんだけど、来季戦力になってくれないと、という思いでね。やっぱりグラウンドでは話す機会も少ないから(宮崎に)着いてすぐにした